くせ、その1の巻
人には、それぞれいろんな癖(くせ)があるものだ・・気づいているもの・・気がついていないもの・・さまざまだ・・takapuにも目がかゆい時、左の鼻から指を突っ込んで右目の裏をポリポリとかくと言う、くせがある・・
もちろん、・・嘘である・・
そんな事が出来れば今頃教習指導員はしていないだろう、きっとサントリーの燃焼系のコマーシャルか何かで・・有名人になっていると思う。このHPも燃焼系人とかで・・駅のホームでの回転の仕方とか・・片手で犬の散歩の仕方について・・カキコしていたと思う。
ところで、30代女性のYさんはこの時間第一段階の狭路(クランク、S字)の通過の時間であった・・こうやってくださいねと説明がてら見本走行の後、じゃあやって見ましょうと、初挑戦・・速度を落としてクランクコースに入った・・Yさんの顔は真剣そのものである・・全然まばたきもしない・・速度に注意してねと・・アドバイス・・だが・・もちろん返事はない・・目がすわっている・・通行位置はあまり良くないが・・なんとか通過できた・・良かった・・所が・・クランクを出たあとに何かYさんの様子が変だ・・
はぁ、はぁ、はぁ・・と凄い息づかいである・・よっぽど緊張していたのか・・
ここで指導員の仕事は当然・・ほめ言葉である・・初めて通ったにしては・・良かったですよ・・この調子でもう一回・・行きましょう・・Yさん・・顔は嬉しそうだが・・やはり息使いがあらい・・
はぁ、はぁ・・ よっぽどの緊張感だったんだなぁ・・と勝手に解釈、緊張せずにリラックスして行ってくださいねぇ・・さっきとは違う・・明るい返事・・ちょっと安心して・・クランク再挑戦・・だがクランクに入った途端・・またYさんの顔が急変・・さっきの真剣な顔プラス、口がピッと一文字になっている・・やっぱりまばたきもない・・2回目も何とか無事クリヤー・・走行ラインも少し良くなった・・だがクランクを出た後・・更にYさんの様子が変だ・・はぁ、はぁ、はぁ・・さっきより更に息づかいが・・荒くなっている・・あまりにはぁ、はぁ、なので、大丈夫ですかぁ?しんどいんですかぁ?と声をかけた・・
するとYさん・・はい、大丈夫です・・三、四分ぐらいなら・・と答えが返ってきた・・?? えっ?何が三、四分なんですかぁ・・はい私、緊張すると息を止める癖があるんです・・三、四分ぐらいなら大丈夫ですからぁ・・
そうYさんクランクに入った瞬間から出るまでの間、ず〜〜っと息をしてなかったんです。
もちろんここでのYさんへの適切なアドバイスは・・Yさん緊張する度に息を止めてると検定や路上教習では死にますよ。・・です。もちろん交通事故死でなく・・窒息死です。
その後YさんのクランクやS字の通過中のアドバイスが・・はい息してますかぁ・・に変ったのは言うまでもない・・