-Takapu's I think-
NO. 4

僕ってうまい?

僕って、うまい?

18才の教習生・・彼は・・どこからともなく独特のオーラを発する人物である・・

この時間は法規履行運転の教習・・・そう、交通ルールを守った運転である・・

教習所には試験課題で指示速度区間というものがある・・一定の区間内で決められた速度まで加速をするのである・・ちなみにうちの教習所は35km/hまでの加速である・・このあとのブレーキは・・必ず・・ポンピングブレーキである。

そう、ブレーキを2,3、回に分けてかけるのである・・

彼は、このポンピングブレーキが問題である・・きつい!!

とにかくブレーキの掛けかたが・・きつい!! 加減というものが・・まったくない・・

きっと彼の世界の中には・・加減と言うものはなく・・ONOFFしかないのだろう・・・

35km/hのあと・・・突然!!  ガン、ガン、ガン・・である。

それは強烈である・・運転している本人はハンドルで体をささえているので・・

そんなに揺れない・・しかし、横に座っている私はいつもよく揺れているのだが・・

この時の揺れは尋常ではない・・幸いに体はシートベルトがささえてくれているので・・

それ程でもないが・・とにかく頭が強烈に前後に揺れる・・

この時彼が・・自信たっぷりに僕ってポンピングブレーキいい感じですよねぇ・・へへぇ

えっ?・・なんで?

だって・・ポンピングをする度に毎回先生が・・ん〜ん〜ん〜ってうなずいてくれる!!

中々感じいいですよねぇ・・

あのなぁ・・・



>自分の世界

世の中の人・・誰もが大なり小なり自分の世界をもっているものである・・

そう・・彼もその一人・・教習生K君22才・・

Kさん今日から路上だねぇ・・始めての路上は誰でも緊張してよくミスが出るものです

何があっても助けますので・・安心して走行してくださいね・・・と緊張をほぐすアドバイス・・・の最中・・K君、そんな話は聞いてない・・話をしている最中になぜか・・何度も何度も・・座席(シート)を前にやったり後ろにやったり・・どうも自分の運転ポジションが決まらないらしい・・10回以上、座席の前後の調整をしている・・

まぁ、仕方がない・・初めての路上でK君も緊張してるんだろう・・やっとポジションが

決ったらしく・・左足でクラッチをピョンピョンと踏みながら・・満足そうな表情にかわった・・よし!!それではKさん・・今日からはじめての路上だね・・初めての路上は

誰で・・・話の途中からK君今度はハンドルの高さ調節を始めた・・ハンドルの高さ調節レバーを解除して・・これもまた中々自分の納得出来るポジションが見つからないらしく

ハンドルを上げては両手でギュギュッ握って見て・・また下げてギュギュッと握り・・

何度やっても納得がいかないらしい・・仕方がない運転姿勢は大事だ・・じっくりまってやろう・・それから何回か上下していたが・・やっとの思いで納得がいったらしく・・

ハンドルが固定できた・・・Kさんもういいですかぁ?

はい!!とこころよく返事が返ってきたので・・それではKさん今日からはじめての路上ですね・・はじ・・・話しの途中今度は座席の背もたれの角度調節をはじめた・・

これもまたまた・・納得がいかないらしい・・このままでは・・またまた時間がかかりそうなので・・・Kさんが適当なポジションをした時・・つかさず・・そのポジションいいねぇ・・いい運転しせいだぁ・・と声をかけた・・もちろんKさん納得の表情でそこに決定・・そこまでくるとさすがのtakapuも・・・K君ワールドに気づかされる事になる!!

そんな、こんなでやっと・・無事路上に出ることができたが・・こんなK君の事・・その後の路上でも、大いにK君ワールドを発揮してくれた・・

Kさん・・二つ目信号の交差点を左へ曲りましょう・・返事なし・・

もう一度・・Kさん次の信号の交差点・・左(ひだり)、左折ですよぉ・・

K君、はい・・おぉ〜返事してくれたぁ・・はい!!直進ですねぇ・・ちゃうちゃうぅい

K君は・・まっすぐな性格なので、きっとこの道をまっすぐ行きたかったんだね・・でもコースは、左だぁ・・

その後も・・指示もしてないのに合図を出して曲がろうとしたり・・

この時間はしっかりK君ワールドで教習が終わったのは言うまでもない・・

もちろん・・この時間に復習項目が発生し次の時間に送られたのも・・言うまでもない。

この世の中で自分の主義主張がはっきりしている事は大切なことだ・・

でもK君、教習中は言う事をきてくれぇ〜〜〜っ




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