なんでそうなるの・・その3の巻
気になる・・Hさん38歳の教習・・
配車券、ぐしゃぐしゃのHさん・・の話です・・
教習では、教習生に早く理解してもらう為に、いろいろな言葉を使います・・
例えば・・運転はできる様になった方には当たり前でわかってもらえると思うが・・運転中に車の向いている方向やボンネットの先を見ていては・・運転できない!
もちろん・・これから行く方向を見てハンドルを切る、戻す・・これは基本中の基本であるが・・実は、はじめて車に乗った教習生はこれができない・・つまり・・ついボンネットの先端や車のすぐ前、近くを見てしまうものです・・!! だって!気になるんですもん! これが理由だ。
運転していると気になる所と、見なければいけない所(これから行く方向)があります。
みんなこの気になる所に目が行ってしまう。練習で段々見なければいけない所と気になる所が一致してくる・・こうなればしめたものである。
ここから早く脱出した人が、早く上手くなるだから・・指導員は何とか言葉巧みに
教習生に曲がった先を見なさいと言う事を伝えるために・・目が先に曲がるとか!!
見ていなければ曲がれない事を伝える。(教える)思い出して見てください・・先生がいろんな言葉で先を見ろ・・曲がった先へ目を向けろ・・見ろ・・強い子のミロなど・・ん?
言っていませんでしたかぁ・・・?
古くから教習所では・・この見ている所!や見るタイミング!でハンドルを切る、戻す,と言う行動が変わってくるので・・ハンドルは目で切る!と言う言葉をよく使います。
さて問題のHさんである・・自転車に乗らないHさんは当然、自分が足で走る速度より速いものを・・コントロールしたことがない・・手を変え品を変え目線が先行くように指導するが・・どうしても目線が先に行かずボンネットの先端をにらんでいる・・・
ボンネットの先端に穴があくほどにらんでいる・・顔も力が入っているので怖い・・!!
本人も何とかしようと必死である・・そう最初はみなそう言うものである・・がここからがHさんは違う・・すごい!
車を止めて・・曲がった先へ目が行かなければ・・ハンドルを切らなければいけない、
道路が曲がっていることすら気づかない・・・事を説明して・・Hさんの答えはやはり・・
はい!前の先生にもそう言われましたぁ・・・・
目でハンドルを切るんですよぉ・・見たところへ車が行くと思ってください・・自分にどこへ行くか目で知らせるんですよ・・・
じゃぁやってみましょう・・と車が走り出した・・さぁ・・カーブが近づいてきた・・
横から見る方向を指差して・・こっちを見てHさん・・目でハンドルを切るんですよ!
ここで!Hさん何を思ったのか・・?
急にハンドルから手を離して・・ハンドルを鬼瓦のような顔でにらみながら!顔をぐるぐる回しています・・がんばれぇ・・ん?
そう目でハンドルをにらみ!目でハンドルを回そうとしています・・!!
もちろん車はガードレールめがけて一直線・・・Hさんの超能力は働かず・・むなしくもハンドルは動いてくれません・・このとき・・Hさんが・・来てます・・来てます・・と言わなかったのがせめてもの・・救いです・・(マリックかい!!)
こんな純粋なHにがんばれぇ・・Hさんとエールを送ったのは・・言うまでもない・・ふふぅ
|